がん保険と医療保険は似ているようで保障内容が異なります。
また、医療保険には「がん特約」と言ってがんへの保障を手厚くする特約があります。そこで今回はがん保険と医療保険の違いや必要性、がん特約があるおすすめの医療保険の選び方について解説していきます。
こちらを読むことでどちらが自分に適しているのか、選び方がわかるようになるのでがんへの保障を検討している方にとってはおすすめの内容となっています。
それでは早速ご紹介していきます。
目次
おすすめのがん特約付き医療保険
当サイトでおすすめしたいガンに対しての保障がある医療保険はオリックス生命「新CURE」です。おすすめポイントは下記の通りです。
「重度三疾病一時金特約」と「がん一時金特約」があり、両方付加していると「がん」に罹患した場合はダブルで給付金がでる
「重度三疾病一時金特約」、「がん一時金特約」両方とも、「1年に1回」を限度に無制限に給付される
先進医療給付金で先進医療にかかる技術料については通算2,000万円まで保障
「三大疾病無制限プラン」や「七大疾病無制限プラン」を選択することで長期入院についても支払日数無制限になる
保険料が比較的安い
「重度三疾病一時金特約」、「がん一時金特約」両方とも、「1年に1回」を限度に無制限に給付される
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がん保険と医療保険の違いは?
がん保険と医療保険、どちらに入ったらいいのか?保障内容が重複しないのか?気になるところです。まずそれぞれの区別をつけるために両者の違いを見てみましょう。
『がん保険』
⇒がん治療に特化した保険
『医療保険』
⇒がんを含む、そのほかの一般的な病気やけがの治療に対応した幅広い保険
⇒がん治療に特化した保険
『医療保険』
⇒がんを含む、そのほかの一般的な病気やけがの治療に対応した幅広い保険
医療保険は一般的な病気やけがで入院したり、手術した場合の保障です。(病気によっては大きな一時金が出たりというものもあります)。
幅広く対応している保険で、少しでも家計に負担をかけないため、少しでも貯蓄を崩さないために加入する保険が、医療保険であると言えます。
一方、がん保険はがん治療についての細かい保障がそれぞれ給付されたり、大きな一時金が出たりと、がん治療を安心して受けることができる、それが「がん保険」です。
当サイトの見解では、がん保険と医療保険は分けて加入することをおすすめします。
何故かというと、がんになった場合、一般的な病気と比較すると負担が重くなる傾向にあるからです。例えば次のようなことが挙げられます。
治療費が高い
治療が長期化
収入が減少
治療が長期化
収入が減少
それぞれ詳しく見てきます。
治療費が高い
がん以外の一般的な病気になった場合の治療費は平均約20万円ほどと言われています。
がんになるとその5倍ちかい約115万円が平均でもかかると言われ、人によっては200万、300万、それ以上という人もいます。
治療が長期化
治療期間が長期化しやすい病気が「がん」です。
一般的な病気の場合、平均では1か月も入院しないことがほとんどで、退院するまでに完治しますが、「ガン」の場合は、患した患者のうち半数ほどが治療に少なくとも半年はかかっていると言われています。
収入が減少
一般的な病気やケガになった場合、約28万ほどの収入減少が見込まれています。
一方、がんについては年収で平均220万以上も減少しているというデータがあるほど収入が激減する場合がほとんどです。
がんになった多くの方が抗がん剤治療で通院するなど、がんにかかると従来の生活ができなくなり、結果として仕事も今まで通りとはいかなくなります。
このように、がんになると治療するために治療費も期間もかかる上、収入も減少する可能性が高くなります。
もちろん公的な保障である高額療養費制度(収入によりますが実質負担が月8万円程になります)を利用したり、会社勤めの方であれば傷病手当金などを利用すれば負担は軽くなるでしょう。
しかし、がんは完治するまでの治療期間が長期化する可能性が高い病気なので、仮に保障を使ったとしてもこれまで通りの出費をするとダメージが大きいことは想像していただけるかと思います。
がんになっても家族の生活に影響を極力及ぼさないように、そして家計を守ることができるのが保険です。
必要性はあるのか?
がんは日本人の死因で上位3つに入る病気の一つです。また、3人に1人がガンで亡くなると言われています。国立がん研究センターによると、2013年の1年間でがんに罹患した数は862,452人、一生涯の罹患リスクは男性で62%(2人に1人)、女性16%(6人に1人)とされています。
がんの入院期間は短期化が進んでいますが、治療期間は長期になりがちです。自身が罹患するリスク、長期の入院による収入減のリスクを考えるとガンに対する保障は「必要」と言えます。
がん特約とがん保険の比較
では、がん保険と医療保険のがん特約はどちらがよいのか比較一覧表をご用意しました。オリックス生命 「ビリーブ」 |
項目 | オリックス生命 「新キュア」 |
がん初回診断一時金 初回100万 |
診断 | がん一時金 100万/回 |
がん治療給付金 50万/回 がん入院給付金 1万/日 |
入院 | 入院給付金 1万/日 |
がん手術給付金 20万/回 |
手術 | 手術給付金 20万/回 |
がん先進医療給付金 通算2,000万まで |
先進医療 | 先進医療給付金 通算2,000万まで |
がん退院一時金 10万/回 |
退院 | – |
がん通院給付金 1万/日 |
通院 | がん通院給付金 1万/日 |
2,990円 | 保険料 | 4,810円 |
※1 30歳男性、入院給付金日額10,000円、がん一時金特約100万、がん通院特約、終身払いで算出
こちらを見ると給付金額に大きな差は無いように見えますが、支払い回数を見るとがん保険であるBelieveの方が支払回数無制限の項目が多いため、再発をしたとしても安心と言えます。
保険料を見ると、新CUREの方が幅広い病気に対応していることからBelieveより高くなっています。
ちなみに新CUREでがんの特約などを外した場合、保険料は3,052円※2になるので、それぞれで加入をした場合の合計保険料は6,042円となります。
※2 30歳男性、入院給付金日額10,000円、先進医療特約あり、終身払いで算出
両方入るべき?保障内容の重複を避ける
それぞれ個別で入ることをおすすめしますが、保障内容が重複した場合はどうなるでしょうか。保障が重複した場合でもそれぞれ保障対象の病気であれば給付金は支給されます。この場合、合計の保険料は高くなりますが給付される金額は多くなるのでより家計へのダメージを減らせます。
30歳から60歳までの保険料を上記の例でシミュレーションしてみます。
がん保険は107万6,400円、医療保険+がん特約は173万1,600円と70万円近くの差額となります。次にがん保険と医療保険のがん特約を外した場合の合計保険料は217万5,120円となります。
両者に加入した場合、保険料は高くなってしまいますががんへの手厚い保障だけでなく、がん以外の病気にも備えることができるので安心できます。
また、複数の保険に加入した場合、それぞれ給付金の申請が必要になるので忘れずに手続きをしましょう。
がん特約付きの商品を選び方
がんになると「平均115万円の治療費、半年以上の治療、年収の激減」となる可能性が高いことを先ほどお話ししました。このことからも可能であれば医療保険よりも保障が手厚い「がん保険」単体で加入することをおすすめしたいところですが、保険にそこまで費用をかけてもという方もいるかと思います。
そこで、医療保険に「がん特約」をつける場合のポイントを紹介します。 FPとしてあなたに着目していただきたい、「がん特約」のポイントは次の3点です。
- ・がん診断一時金があるかどうか?
- ・上皮内がんは給付対象か?給付金額はどうか?
- ・再発の場合は給付対象か?回数はどうか?
なぜその3点が重要と考えるのかを説明していきます。
がん診断一時金があるかどうか
聞いたこともあるかもしれませんが、がん治療は年々進化し、かつては長期入院が必要だったとされていた「がん」も通院治療が一般的になったり、また早期発見されることも多くなってきました。20年前のがん治療と比べると治療方法も進化し、今後も変わるとされています。
もしガンと診断されたときに一時金としてまとまった金額を受け取ることができたら、先々の金銭面での心配は軽減されると思います。
また通院が長期化しても、抗がん剤治療や放射線治療を受けることになっても大きな金額を持っていれば安心です。
ですので、できるだけ大きな一時金を受け取れる医療保険の保障がベストと考えます。
上皮内がんは給付対象か?給付金額はどうか?
医療保険の保障には加入していれば給付されるわけではなく、給付にあたり条件があります。例えば、入院することが給付条件だったり、逆に給付されない条件が決まっていたりなどが挙げられます。
「がんになったのに給付金が下りなかった」
というトラブルも実際にあり、これが多いのが「上皮内がん」で給付されないケースです。(がんは「上皮内」と「悪性」に分けられています)
最近では「上皮内がんも対象」とあえて明記されている保険が増えていますが、昔の医療保険に加入している場合は保障対象外としているものがほとんどです。
近年では医療技術の進歩と共に、がんも早期発見できるようになり、がんに罹患した人の多くが内部に侵入していない軽度のガンであることがほとんどです。
その段階で治療することが出来れば、がん治療はすぐに終わらせることができます。
上皮内がんになる可能性は罹患率を見ても高いものなので、上皮内がんも給付対象の医療保険を選ぶようにしましょう。
今では上皮内がんでも、他のがんと同額保障というものが増えているので、その点についてもよく確認する事をおすすめします。
注意点になりますが、がんになった場合、それ以降の医療保険料支払を免除される「保険料免除特約」があります。
こちらに関しては、上皮内がんの場合は対象外となっていることが多いのでご注意ください。
再発の場合は給付対象か?回数はどうか?
がんは転移し、再発する可能性の高い病気なので可能であれば再発も保障対象とした医療保険をおすすめします。最近ではこの「再発」に対応している保障が多くみられるようになりましたが、「〇年に1度」と頻度に差があったり、無制限のものもあれば「〇回まで」と給付回数が決まっているものもあります。
できるだけ頻度の高いもの、そして「無制限」のものが安心です。
注意点ですが、再発保障の場合「入院」することが給付条件になっている事が多いので、その点についてもよく確認していただきたいと思います。
まとめ
実は個人的にも最近保険の見直しをし、オリックスの新CUREに加入しました。様々な面でバランスがよく、がんについての保障についても安心できる医療保険です。上皮内がんの場合も同額保障となっていますし、再発についても安心の保障です。
がんというのは若いほど進行が早いので「2年に1度の再発では不安」と思っていたところ、新CUREは「1年に一度」、それも無制限給付となっています。
保障内容が充実しているのに、保険料は割安なので納得の医療保険です。
もし、「がん特約付きの医療保険」を探しているなら、是非一度検討してみることをおすすめします。
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