持病がある人が保険に加入する際の6つの心得 今回は持病が有るあなたが保険に入る際の注意点と持病持ちのあなたと相性が良い保険の特徴について見ていきます。

「持病があるから保険に加入できない」

そうお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実は多くの保険会社は持病を持っている人を対象にした保険商品をいくつも提供しています。こういった持病を持っている人向けの保険を選べば、今なんらかの持病を抱えていても保険に加入するチャンスがあります。

持病が持っている人でも加入ができる保険の内容って気になりますよね。そこでここからは持病を持っているあなたにぴったりな保険と持病持ちのあなたが保険に加入する際に心がけておきたいポイントについて紹介していきます。


告知が求められる持病にはどんなものがあるのか

告知が求められる持病にはどんなものがあるのか
今何らかの持病を持っているあなたは、告知が求められる項目にどんなものがあるのか気になると思います。そこでここでは多くの保険会社が保険に加入者に確認する代表的な項目についてまとめてみました。

確認項目一覧確認項目の詳細
現在の職業、身長、体重危険な職業ではないかどうか、BMIが高すぎないか
直近3ヶ月の健康状態直近3ヶ月以内に診察や投薬を受けたかどうか
直近5年以内の健康状態7日以上の入院の手術有無
特定の病気によって7日以上にわたる診察や投薬を受けたかどうか
2年以内の健康状況人間ドックの結果異常を指摘されたかどうか
(要経過観察以上)
身体の障害状況手足の指の欠損や視力・聴力・言語の障害などの有無
がんの既往歴今までがん(上皮内ガン含む)にかかったことがあるかどうか
妊娠について5年以内の妊娠・分娩に伴う入院・手術、現在の妊娠状況


ここで一覧にした項目の中でも直近5年間の健康状況が問題になる3つ目の項目が告知で重要になります。

それでは3つ目の直近5年間の健康状態で問われる持病にどんなものがあるかというと高血圧、不眠症、胃かいよう、ぜんそく、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症、貧血です。

ちなみにかぜやインフルエンザは完治していれば告知が必要な持病になりません。それに歯科治療や健康増進のためのビタミン剤やサプリの服用も告知が不要となっています。


病気を申告せずに隠すとどうなるのか

病気を申告せずに隠した場合
極端な話、持病を隠して加入することは可能です。なぜなら、保険に加入して保険料を支払っているだけの段階では保険会社はその人に持病があるかどうかを知るよしが無いからです。

ですが、持病を隠して保険に加入できることとときちんと保険金・給付金が支払われるかどうかは別問題。仮に持病を隠して生命保険や医療保険に加入し、保険金や給付金が支給されるタイミングで持病が発覚するとこれから紹介する3通りの対応が行われることになります。


保険金・給付金を支払いそのまま継続

もしその持病をきちんと告知していたとしても問題なく加入が可能であった場合は、保険金・給付金を支払い、契約自体も継続します。


保険金・給付金は支払うが、契約は解除

持病と請求の原因の間に因果関係はない場合(例えば高血圧の持病があったが交通事故で入院した場合など)は、原則的に保険金は給付金が支給されます。ですが、持病の告知を行ったということで契約自体は解除されてしまいます。


保険金・給付金は支払われず、契約も解除

持病と請求の原因の間に因果関係がある場合や、その持病が非常に重篤な病気の場合、保険金・給付金が支払われない上に、契約も解除されてしまいます。

この3通りのどの条件が適応されるかはケース・バイ・ケースですが、持病を隠すと保証金がもらえない恐れがあります。それに持病を隠したことが発覚して保険契約が解約された場合、これまでの保険料は原則的に戻ってきません。隠した持病が発覚した時のリスクの大きさを考えると告知は正直に行うことをおすすめします。


うつ病や体の病気を告知する際の注意点

うつ病や病気告知の注意点
うつ病や体の病気を患っている場合、生命保険や医療保険に加入が認められるケースはほとんどありません。

なぜなら多くの保険会社は、うつ病や体の病気を抱えている人を保険に加入することを避けているからです。現にほとんどの保険会社の告知項目では過去~現在の心身の異常について必ず確認します。

それに仮にうつ病の症状が落ち着いているとしても完治と認められるには医師の診断が必要になります。きちんと病院に行き、医師から完治したと診断を受けた上で、その後一定期間の経過が良好であってはじめて「完治」と告知することが出来ます。

その一方で自分の判断で治療を中断した場合、たとえその後全く問題なく生活できていたとしても持病が完治したことにはなりません。これは、体の持病にも言えることで、完治後数年問題なく経過すれば完治となりますが、あくまで医師の診断ありきの話。

医師の診断が無いままに「完治」と申告すると虚偽の申告になるので注意が必要です。


持病があっても入れる保険とは?

持病があっても入れる保険
冒頭にも述べたとおり、生命保険や医療保険の中には、現在治療中の持病がある方でも加入できるものがあります。一般的には持病がある人でも加入できる保険というのは、告知内容が緩和されていることから「引受基準緩和型保険」と呼ばれています。

具体的に緩和されている項目は、過去の入院歴や持病の完治の期間です。例えば通常の保険の場合、申告が求められる持病は過去5年ですが、緩和型の保険の場合は2年になっています。

もちろん「引受基準緩和型」の保険商品は何もメリットだけではありません。持病を持つ人でも加入しやすいということから普通の保険商品と比べるとこれから紹介する3つのデメリットがあります。

  • 保険料が一般の生命保険に比べて割高
  • 1年間は保障金額が半額(1,000万円なら500万円)
  • 保障がシンプルで特約等が少ない


このように、告知基準が緩い代わりに保険料が割高であったり、保障が少なかったりするなどデメリットがあるのです。審査基準が緩いので持病を持っている人や持病を抱えた経験がある人には都合が良いですが、できることなら普通のタイプの商品に加入したほうが良いでしょう。


病気を持っている人が加入する保険を選ぶ際のポイント

持病のある人が保険を選ぶ際のポイント
次に持病を持つあなたが保険を選ぶ際の3つのポイントを紹介します。

複数の保険会社の商品を探す

各保険会社で告知を求める持病や告知対象になる持病を抱えていた期間が変わります。

例えばある保険会社では持病が理由で審査にはねられたとしても別の会社では持病が問題にならないことがあるのです。毎月の支払い料金の面でも保証内容においても各社の保険商品にはある程度の差が見受けられるので複数の保険会社の保険商品を比較したいですね。


保障内容が割に合うかを確認する

引受基準緩和型は持病が有る人でも入りやすい代わりに保険料が高く、保障が少ないです。そのため、加入年齢や保険料の払込期間によっては、保険料が割高になることがあります。

せっかく保険をかけているのに、支払額と保証が割り合わないとなると加入することはもったいないです。支払った金額と保証を比べてみると割に合わないなんてことを避けるためにも支払い金額と保証内容のコストパフォーマンスは精査したいですね。


最低限必要な内容で加入する

持病が原因で受基準緩和型の生命保険に加入しなければならない場合、求める保証は可能な限り少なくした方が良いでしょう。引受基準緩和型の場合は保証内容と料金のコストパフォーマンスが悪いので過剰な保障を求めると無駄な支払いコストが増えます。

持病があるということで、必要以上に不安に感じることもあるかと思いますが、冷静に必要なものだけを見極めて加入することをオススメします。


保険会社の保険と共済のどっちに加入すべき

民間と共済の保険の比較
このコンテンツではここまで持病が有るあなたが保険に加入する際の注意点と持病を持つあなたと相性が良い保険について紹介していきました。このコンテンツの最後に保険に加入する際に大多数の人が悩む保険会社の保険を選ぶか共済に加入するべきかについて考えてみます。

正直な話ですが持病を持っている場合、共済よりも保険会社が提供している引受基準緩和型の保険の方が相性が良いです。

その理由は、保険会社の持病を持っている人向けの保険は、持病持ちの人を対象にしている共済の商品よりも種類が多いからです。種類が多い分、今のあなたの予算に合う保証内容が手に入る確率が高いので選択の幅が広がるというメリットがあります。

それに持病がある人を対象とした共済の保証プランの中で保証プランが充実している商品はほとんどありません。商品選びの選択肢の数においても純粋な保証プランのスペックに関しても基本的には保険会社の保険の方が優れています。

あなたの持病にぴったりな共済が見つからない限りは、共済よりも保険会社の保険に加入することをおすすめ致します。




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