知らないうちに親が保険に加入させてくれたとういう方や、顧客との付き合いや会社で管理されている場合などもあるでしょう。
今回は保険にまだ加入してない人、そしてこれから家族を持とうとしている人を対象に何歳で加入することがベストなのか、保険の種類別に解説していきます。
目次
医療保険は0歳から入るのが最良な理由
生命保険や医療保険を40代や50代で全て解約することは考えられるでしょうか。むしろ年齢が上がるにつれ、病気やケガのリスクが増加するため解約する方は少ないかと思います。ほとんどの人はいわゆる「終身」で保険をかけ続けると思われるため、保険会社としても終身タイプの保険商品を多く取り扱っています。
では次に、保険に加入する年齢は20代と50代で毎月支払う保険料に差はあると思いますか?こちらも当然差があります。支払う保険料総額がほぼ変わらないのであれば早い段階で加入しておくに越したことはありません。
ちなみに0歳で加入するなら積立型医療保険がおすすめです。被保険者がある程度の年齢になってからも見直しがきくようにするのが良いでしょう。
がん保険の加入適齢期とは
まず最初にがん保険の加入適齢期を保険料で見ていきましょう。今回参考にするのはアフラックの「新・生きるためのがん保険」です。0歳 | 30歳 | 60歳 | |
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保険料/月額 | 1,420円 | 2,870円 | 11,600円 |
診断給付金 | がんの場合⇒100万円 上皮内新生物→10万円 |
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入院給付金 | 10,000円/日 | ||
通院給付金 | 10,000円/日 | ||
手術治療給付金 | 1回につき20万円 | ||
放射線治療給付金 | 1回につき20万円 | ||
抗がん剤治療給付金 |
抗がん剤治療給付金 10万円/ 乳がん・前立腺がん・ホルモン療法の時は5万円 10万円/ 乳がん・前立腺がん・ホルモン療法の時は5万円 10万円/ 乳がん・前立腺がん・ホルモン療法の時は5万円 |
それぞれ0歳、30歳、60歳から加入したとして同じような保障をつけます。その際の月額はそれぞれ1,420円、2,870円、11,600円となります。0歳と60歳の差は実に10,180円で約8倍もの差になります。
次にこの保険料を80歳まで払い続けた場合の金額の総計を見ていきましょう。
- 0歳~80歳:1,380,240円
- 30歳~80歳:1,756,440円
- 60歳~80歳:2,923,200円
総額で見るとかなりの差が出ることがわかります。
0歳から加入した場合と60歳から加入した場合の総計の差は1,542,960円になります。このように医療保険もがん保険も年齢が若いうちに加入するのがベストだと言えます。
では、がんだけでなくそれ以外の保障内容を重視する人はどうしたらいいのでしょうか。
若いうちに加入したとしても高年齢になって保障がついてこないと駄目ですよね、その場合は最低限の保障だけをつけてあげるのがおすすめ。後々必要になる保障に関してはその時別途加入すると考えるとお得な保険選びができると思います。
生命保険の加入適齢期を考える
医療保険やがん保険の加入適齢期はなるべく早期だという事がわかりました。次に死亡保険について考えてみたいと思います。生命保険の中でも終身保険は死亡保障以外にも老後の収入源や相続対策など幅広く利用され、最近では子どもの学資保険の代わりに加入する人もいるほど、その使い道が様々あります。
また、終身保険の場合は貯蓄性も兼ね備えており、解約返戻率を重視することも大切なことです。返戻率の高いものはやはり外貨建て債券などで運用する保険商品になりますが、正直これはリスクが高くおすすめできません。
ちなみに定期保険はどうかというと、定期保険にも積立型と掛け捨て型があります。ただし、定期保険は基本的に保険料更新制なので年齢とともに保険料の負担が重くなります。そのため一時的にかけるといった使い方が多く見受けられます。
定期保険で選ぶ場合は解約返戻金の有無で選定方法が変わります。もし解約返戻金が無いタイプを選ぶのであればこだわるべきは保険料の安さでしょう。
中でもおすすめなのはメットライフ生命の「スーパー割引定期」です個人の健康でもって保険料が決まるため年齢が若く、健康であればあるほどお得になります。例えば「30歳男性、170cm 60kg 血圧80~115mmHg 10年更新タイプ 保険金500万円コース」で毎月の保険料は695円です。驚きの安さです。
ちなみにこのメットライフ生命のスーパー割引定期は60歳払済タイプでも1,015円です。近年の生命保険はネット限定の商品が増えており、なおかつ年齢が低く健康であればあるほどお得になります。
早期加入した場合の保険見直し時期は?
保険は基本早いうちに加入すると条件が良くなると説明してきましたが、その分見直しのリスクが伴うのを忘れてはいけません。保険の見直しは30代、40代、50代で最低1回は行いましょう。その理由について各世代ごとに見ていきます。
30代で行う保険の見直し
30代で行う理由は人生の大きな転換期となりやすいからです。結婚や転職など大きなイベントがあると考えられる年代のため、このタイミングで将来のことを見つめなおしましょう。その際に積立型の保険にするか、掛け捨て型の保険にするか悩むべきです。それ以前の若いうちなら最低限の保障で積立型を選択しておくと間違いないです。
それは途中解約の返戻金もある前提で伝えますが、若い方が保険料が安いという結論から述べています。30代はその若いころにかけた保険の見直しが大切です。必要に応じて都度見直しをしましょう。
40代で行う保険の見直し
40代は30代や50代と比べ見直しの重要度は低いですが、それでも見直しは最低一回は必要です。見直した結果、今までの内容で大丈夫という場合もあるので一応確認だけはしましょう。40代となると経験と知力ともに最大限発揮できる年齢であるとともに一家の大黒柱としての重要度も増します。
家や車など大きな買い物をした人は、生命保険などの見直しをすることで支出を抑えることにも繋がる可能性があります。
50代で行う保険の見直し
50代になると、ある程度子育てが一段落し、人によっては子どもが自立している時期でしょう。そのためここで見直すのは、新たに保険を追加するのではなく減らす見直しをするのです。子どもが自立すれば、ご自身に伴う責任も軽くなるので、これまでかけていた保険の内容を軽微なものに変えても良いでしょう。もちろんそのほうが保険料が安く抑えることができるかもしれません。
安く抑えることができた分は、老後の蓄えに回すようにしたら効率よく貯蓄ができる思います。
まとめ
保険は何歳で加入するべきなのかについて考察を述べましたが、いかがだったでしょうか。もちろんこれが正解だというわけではありませんが、客観的に見てどのタイミングで加入すると安くなるか、というのを重視して解説しました。というのも、保険の保障内容自体は各社大きく変わらないため、保険会社が差を作るとしたら年齢に伴う保険料だからです。
若いうちに最低限の保障で安い保険料というのが後々の見直しにも便利ですし、結果として満足いくことになると思います。
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